どーも、とーまです。
社会人になり夢をもって就職したさきで、だれしも一度は社長になりたいと思ったはず。
ただ現状は忙しい毎日を過ごす中で、だんだん自分の能力の限界を感じたり、目の前の業務にとらわれなかなか思うような自分になれなかったりしているんじゃないでしょうか。
そこで、「社長を目指した時にまず読むべき本」として、過去に500冊以上のビジネス書を読んできたぼくが、10冊の本を紹介したいと思います。
もちろん、まだぼくは社長にはなれていません(笑)
ただ、ここで紹介する本はいま順調にキャリアを積み重ねているぼくの礎となっていますし、きっとこれからも定期的に読み返すことでおおきく貢献してくれると思います。
経営者に求められる3つの資質
書籍を紹介する前に、まず、社長に求められる素質とは何なのでしょうか。
2017年7月13日から2018年3月17日に一般社団法人日本能率協会が取締役・執行役員312人に行ったアンケートによると、
上記がランキングのトップ3となりました。
そこで、この3つが「社長に求められる資質」と定義し、それにまつわる書籍を紹介していきます。
「論理的思考」編
論理的思考=ロジカルシンキングとは、直感や感覚ではなく、物事を順序だてて理解し結論を導き出すことです。
書籍でテクニックや技術を学び実践していくことで、身につけることができます。
ロジカルシンキングの関連図書はたくさんあり毎年のように新書が出ていますが、そんななかでもいまだに売れ続けている2冊をピックアップしました。
ロジカル・シンキング 理想的な思考と構成のスキル
そのままのタイトルです。2001年5月の発売で、日本においてロジカルシンキングをメインに書かれた初めての書籍だと思います。
これを読むと、いかにいままで自分が感覚で話をしていたかがわかります。
ちょっと、大学の授業のような内容ですが、身につけることができれば確実にスキルアップを自覚できます。
イシューから始めよ 知的生産の「シンプルな本質」
2010年に発売された本ですが、いまだに書店の一等地に置いてあります。
具体的にロジカルシンキングの手法が書いてあり、前述の「ロジカル・シンキング」より読みやすいです。
大事なのは、この手法を実際に自分が抱える問題を当てはめてみること。
それができれば、感覚ではなく合理的な答えを得ることができると思います。
「本質を見抜く力」編
論理的思考がテクニック論だとしたら、本質を見抜く力は精神論に近いかもしれません。
商売とはなにか?仕事とはなにか?
本質を見抜くには、まず本質を知ることが必要なので、まずそこから始めます。
マネジメント -課題・責任・実践- / ドラッガー
いまでは当たり前に使われている「マネジメント」という言葉は、著者であるピーター・F・ドラッカーが提唱した概念です。
その「マネジメント」の定義は、組織に成果を上げさせるための道具、機能、機関とのこと。
この本は、会社とはなにか、組織とはなにか、その中でマネージャーとしての心構え・振る舞いが学べます。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
2009年に発売され一世風靡した、通称「もしドラ」。
発行部数は300万部を超え、マンガ化・アニメ化・映画化もされたモンスターブックです。
もとになったドラッカーの「マネジメント」のまとめを、ストーリーに沿ってわかりやすく読むことができます。
甲子園をめざすストーリー自体も惹き込まれる内容で、ぼくは不覚にも涙してしまいました。
手始めにこの本を読み、ひととおり把握したうえでドラッカーの「マネジメント」を読めば、理解度が高まると思います。
現代語訳 論語と算盤 / 渋沢栄一 (翻訳:守屋淳)
「経営学の父」と呼ばれているドラッカーに対し、この本の著者である渋沢栄一は「近代日本経済の父」と呼ばれています。
2021年の大河ドラマの主人公でもあり、2024年に刷新される新1万円札の顔にも採用された渋沢栄一が講演で話した内容をまとめた本です。
数多くの日本の経営者が共感しバイブルとあがめるこの本で、仕事だけでない倫理観・道徳観を養います。
FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データをもとに世界を正しく見る習慣
2019年に発売され、100万部を超えた「ファクトフルネス」。
固定観念や思い込みで誤った判断をしがちですが、なかなか本人はそれに気づきません。
この本の冒頭に13個の質問があるので、まずは自分がどのくらい思い込みがあるのか試してみましょう。
本書はその思い込みにきづかせてくれ、代わりにデータを重宝することで本質を見抜く力を与えてくれます。
「変化への柔軟性」編
コロナ禍でますます企業は、世の流れ、変化への柔軟性を問われています。
変化に対応するにはスピード感や行動力、また勇気がいることですが、先人の行動からそれらを学びましょう。
一勝九敗 / 柳井正
ファーストリテイリング(ユニクロ)の創業者、柳井正氏の著書。
書かれたのは2003年で、1984年にユニクロ第一号店を出した約20年後です。
その20年間の急成長のなかでの、たくさんの挑戦と試行錯誤をしることができ、変化に対応する重要性を知ることができます。
また、巻末の「起業家十戒」と「経営者十戒」は柳井氏の経営哲学がそこに詰まってます。
売る力 心をつかむ仕事術 / 鈴木敏文
1970年代にセブン・イレブンを立ち上げた、セブン&アイ・ホールディングスの代表取締役の鈴木敏文氏の著書です。
コンビニは流通業界の最先端といわれています。その最先端でいかにシェアをとってきたか。
答えは徹底的にお客さんのニーズをくみ取り、変化させていくことでした。
この本では鈴木氏の常識にとらわれない経営方法や秘訣を知ることができます。
ブルー・オーシャン・シフト
血で血を洗うような真っ赤な海=レッドオーシャンから、競争相手のいない未開拓の市場=ブルーオーシャンにいかに移行するか。
それが、激変するビジネス環境で生き抜く戦略だと、2018年に発売された名著です。
この本では企業だけでなく、政府や自治体もこの戦略で発展することができると説いており、変化に対応できるリーダーの資質が養われるのではないでしょうか。
多動力 / 堀江貴文
みなさんご存じホリエモンの書籍です。
一読してみると、フリーランスだったり個人の考え方のように思えますが、これからの時代の変化に対応するには企業も取り入れるべき思考がたくさんあります。
チャレンジ精神をはぐくんでくれ、変化への柔軟性を寄与してくれる1冊です。
社長をめざしたとき読むべき本 まとめ
いかがだったでしょうか?
社長の資質として、論理的思考・変化への柔軟性・本質を見抜く力の3つだと定義し、それにまつわる書籍をピックアップしました。
世はFIREブームですが、組織で働いているあいだは意識を高く持って働きたいと思います。
この書籍がその助けになれば、幸いです。
では、今日はこのへんで。
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