【書評】どう書いたらいいか悩む初心者ブロガーにオススメ 「読みたいものを、書けばいい」

読書

どーも、とーまです。

書店で偶然この本を見つけました。

ブログを始めて20日。毎日文章を書いています。

たとえPVが日に5~10でも、ブロガーはブロガーです。

どうせ書くなら文章の書き方について勉強しようと思い、この本を買いました。

ブロガー目線で読んだこの本。僕の書評2冊目は「読みたいことを、書けばいい。」にします。


著者の紹介

著者 田中泰延氏

1969年大阪生まれ。早稲田大学第二文学部卒。学生時代に6000冊の本を乱読。1993年株式会社電通入社。24年間コピーライター・CMプランナーとして活動。2016年に退職、「青年失業家」と自称しフリーランスとしてインターネット上で執筆活動を開始。webサイト『街角のクリエイティブ』に連載する映画評「田中泰延のエンタメ新党」「ひろのぶ雑記」が累計330万PVの人気コラムになる。

最終ページ著者欄より

本人は「自発的に文章を書きたいと思ったことがない」と本書で書いていますが、経歴をみると根っからのモノ書きの人です。好きと本業は違うというところでプロフェッショナルを感じます。

学生時代に学生だけで起業した会社に参加していたそうです。本人はその後電通に就職していますが、のちにその集団から、DeNA、ザッパラス、GMO、Klab、パーソナルキャリア、北の達人コーポレーションなどの上場企業の社長を輩出しています。

その中に僕が株で大損した企業が何社かあるのが驚きましたが、あくまでも僕のヘタクソなトレードが原因なので、筆者の田中さんとはなんの関係もありません。

これ以上書くと「一次資料に当たる」ができていないと本人に言われそうなので筆者紹介はここらへんで。

本の内容


序章で述べているのですが、文章を書くためのテクニックではなく、書くための考え方を示す本です。

なにを(WHAT)、だれに(WHO)、どう(HOW)、なぜ(WHY)書くのかを、それぞれ章ごとに心構えだったり考え方を「読者としての文章術」として教えてくれます。

3つの抜粋と(駆け出し)ブロガー目線で感じたこと

1.ネットで読まれている文章の9割は「随筆」

「事象と心象が交わるところに生まれるのが随筆」

第1章 なにを書くのか P063

事象よりに振れてしまえばあらすじばかり、心象よりだと感想だけになってしまうとのこと。

確かにブログを書く時、ネットで調べたことをダラダラ書いてもそれどっかで見たことあるってなってしまうのでしょう。

逆に自分の感想だけダラダラ書いたら、まったく僕のことを知らない人からしたら、おまえの感想知らんし、ってなってしまいそうです。

事象と心象のバランスが大事ってことですね。

そういう目で有名ブロガーの記事を見ると、絶妙なバランスだということがわかります。

ちなみに著者は後述で、「ライターの考えなど全体の1%以下でよい、1%以下を伝えるためにあとの99%以上が要る。」と書いています。

2.「起承転結」でいい

事象に出会ったとき、そのことについてしっかり調べて、愛と敬意の心象を抱けたならば、過程も含め、自分に向けて書けばいい。

第3章 どう書くのか P195

これ、駆け出し初心者ブロガーの僕に言ってます?

本書は考え方の本と言いましたが、この1文にこの本の内容が要約されていると思います。

果たして僕はこれができているか?

まず、一次資料をしっかりしらべて、感動したり驚いたり、そうしたことを僕なりの言葉で書いていくべきなんだと気づかされます。

ただ、ブロガーには「起・承・転・結」の「結」の記述が先なのかなとも思いました。

3.書くことはたった一人のベンチャー企業

「それは誰かの役に立つか?いままでになかったものか?」と考え抜けば、価値ある意見には、必ず値段がつく

第4章 なぜ書くのか P236

なぜ書くのか、WHYの部分です。

(自分が困ったからほかの人もそうだろう、その経験を記事にしよう)ということが僕にもあるはずです。

それが、いままでに世になかった記事にするには、僕なりの表現の仕方を見つけることだと思いました。

もし自分が未経験だったら読んでみたいかどうか想像しながら書いていけば、読んでくれる人が増えるのかなと思います。

読みたいものを、書けばいい (駆け出し)ブロガーとしてのまとめ


まず、この本は読み物としてとても面白いです。

一見、自由に書いているように思えるこの書体も、しっかりとした基準があった上に成り立ってます。

(その自由に思える書体に好き嫌いがわかれそうですが)


実は、これ以外にももう1冊同時に文章術の本を借り、先行して読んでいました。

元ブロガーが教える文章術の本だったのですが、途中で違和感を感じ、著者をネットで調べたらちょっと怪しいブラックなうわさが絶えない人でした。

僕の違和感は間違っていなかったとおもったのですが、なぜそう思ったのかというと、文章術と言いながら、本がまったく面白くない。

読んでいて苦痛なのです。

本書でもそういう記述があったので、あぁこういうことかと妙に納得しました。

初心者ブロガーの僕はブログの記事を書くうえで、何をどう書いたらいいか迷うことが多くあります。

その時はこの本の題名を思い出して、僕が読者ならという目線を大切にしていきたいです。

テクニック論は把握したけど、じゃあ、どうそれを表現していいか悩んでいる僕のようなブロガーの方がいらっしゃったら、オススメしたい1冊です。


では、今日はこのへんで。

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